優しく車体を守ってくれる、サスペンションについて。

サスペンションの仕組み」はどうなってるの?

電動ラジコンカー用のサスペンションは、ラジコンカーの走行を安定させる上で重要なものです。

路面の凹凸を吸収して、モーターの動力を伝えて走行するためには必要不可欠なものとなっています。仮にサスペンションがないと路面の振動が直接車軸を通してボディーやシャシーが受けてしまうため、車体がポンポン跳ねてしまい安定した走行をすることができません。強い振動がボディーやシャシーに伝わるため、場合によってはボディーやシャシーが壊れてしまう可能性があります。

衝撃を吸収する役割と車を安定させて走行させる重要な仕組みとなっています。

大事な役目をしている「サスペンションの構造」

一般的にサスペンションは車軸のところにスプリングとダンパーが内蔵されており、下から押されることでスプリングが縮み衝撃を吸収してダンパーがスプリングの挙動を抑制する構造になっています。

走行時に路面の凹凸をこのスプリングを上下させることで吸収するとともに、柔らかい状態を作り出すためその振動がボディーやシャシーに直接伝わらないようにしているのが特徴です。

サスペンションの形式による違いがよくわかる動画です。

出典:Tiger-Juice-Garage / タイガージュースガレージ

上級者になると、路面の状態やコースの状況によってその硬さを変えるためにスプリングの長さや大きさ、ダンパーの固さを変えると言うことも少なくありません。一般的にサスペンションが固いとしっかりと路面を捕まえて走行することができる反面、強い振動を受けることになり他の部分が壊れやすくなることもあります。反対にやわらかい状態にすると衝撃を吸収し安定した走行ができますが、その反面非常に揺れが大きくなることから特にカーブなどではバランスを崩しやすくなり、レースなどの場合には走行タイムが遅くなる場合もあるため注意が必要です。

「衝撃の吸収」と「揺れ」を両立させバランスの良いところを探して楽しみながらセッティングするのも良いですね。

ラジコンJeepのダンパーを好みの固さに設定されている動画です。

鳥の骨から由来する?「ダブルウィッシュボーン」

最近ラジコンカーでよく採用されているダブルウッシュボーン式サスペンションについて「ウキィペディア」の記事を紹介いたします。

黄色く塗られている部分が上下のウィッシュボーン及びアップライト

黄色く塗られている部分が上下のウィッシュボーン及びアップライト
RB30DE – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4236941による

名前の由来は、鳥の叉骨 (Wishbone) の形に似たA字型のアームが上下に2組(Double)あることからだが、一般にアームの形に関係なく、上下2組のアーム(アッパーアーム・ロワアーム)でタイヤを支持するサスペンションの総称となっている[1]リンク機構として見ると、車体側の上下2箇所・上下にあるリンク・アップライトから成る「4節リンク」構造のものを指す。特に前輪ではステアリングするためタイヤ側をピボットで支持し、駆動力やブレーキ力を車体側に分散させて伝えると自然に前述の「A」の字型となるが、片方を前後方向に大きく伸ばしたものなど変形も多い。さらにアームを分割・追加するような変形を加えたものがマルチリンク式サスペンションであると見ることもできる。

2組のアームは車体側から横方向に路面に対してほぼ水平に取り付けられ、アップライト(車軸やハブを含む)を上下から挟むように支える構造になっている。リンク機構全体として平行四辺形に近い形状であることから、バウンド・リバウンド時にもタイヤのキャンバー角はほぼ一定に保たれる。

ダブルウィッシュボーン式サスペンション – Wikipedia」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
アクセス日時:2021年12月5日 14:02(日本時間)
DrJunge – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=206145による

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