電動ラジコンカー用のタイヤには、ゴム製とスポンジ製、樹脂製があり、それぞれの素材によってラジコンカーの走りに違いが生じます。

もっともメジャーな「ゴム製タイヤ」
グリップ力に優れ、道路のようなオンロードでの走行に向いています。
トレッドパターンと呼ばれるタイヤに刻まれた溝によって、同じゴム製でも異なる特性が得られます。
溝の形状を工夫することによって加速が良くなる場合、横滑りしにくくなる場合など形状による走りの違いは大きいです。
グリップ力に優れた「スポンジ製タイヤ」
ゴム製に比べて、溝の工夫をしなくてもグリップ力が高い所が優れています。溝ではなく硬さや幅といった違いでスポンジ製タイヤを使い分けます。
タイヤの直径も大きく走行具合を左右するため、同じ硬さや幅でも直径が違うだけで随分と走りの感覚が違ってきます。
ゴム製に比べてグリップ力を高められますから、レース時などしっかりと路面を捉えてクイックなコントロールをしたい人に最適です。
ドリフトができる「樹脂製タイヤ」
ドリフト用途向きで、ゴムやスポンジに比べれば搭載されている車両の種類が少なく、ドリフト用途に特化していると言えます。
グリップ力が弱い特性を使って、ゴムやスポンジタイヤでは実現しにくい「敢えて滑らせて走る」楽しみ方ができます。初めて樹脂製タイヤで走行した場合、味わったことのない走行感覚が新鮮に思えることでしょう。
愛車を普段と違った走行で楽しみたい時、樹脂製のタイヤを履いてみるも楽しいですよ。
まとめ

電動ラジコンカー用のタイヤは、選択とセッティングで走りや扱いやすさが大きく変わってきます。
ポイントは駆動輪を意識することで、一般的には後輪タイヤの選択やセッティングが重要です。
グリップ力がないと駆動のパワーが路面に伝わらないので、基本はグリップ力重視で選ぶことをおすすめします。
それともう1つ大事なのは安定性で、直線でふらつくのは論外ですが、コーナーで大きく膨らまないようにセッティングすることも忘れてはいけないポイントです。
どの材質を選ぶかは、コースの路面や天候、気候も考慮して選択するのが理想的です。
他にも硬さが異なるインナーがあって、インナーの選択と組み合わせも走りに影響しますから、色々と実際に試して特性や性能を確認してみるのも楽しいですよ。
- インナーとは、実車の場合タイヤには空気が入っていますが、ラジコンカーの場合は空気の代わりにスポンジ、ウレタンフォームなどが詰まっています。このスポンジ、ウレタンフォームなどをインナーといいます。
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